茨木市の矯正専門の歯科医院「みやの矯正・小児歯科クリニック」の永久歯列の矯正治療について

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永久歯列期の矯正治療

Permanent dentition永久歯列期の矯正治療

八重歯・ガタガタ歯並び(叢生)

八重歯・ガタガタ歯並び(叢生)の原因と治療法は?

ガタガタ歯並びの主な原因はスペース不足です。スペース不足の量に応じ治療法は異なります。 スペース不足が少しである場合や成長期で顎の拡大が可能な場合は歯を抜かずに治療を行うことができますが、スペース不足の量が多くなってくると歯を抜いて並べる治療方法を選択せざるを得ないことがあります。

症例1:非抜歯矯正(叢生)

症例1:非抜歯矯正(叢生)

検査・診断の結果、スペース不足に伴う歯のガタガタ(叢生)を認めたため、拡大治療にてスペースの獲得後マルチブラケット装置を使用し非抜歯にて治療を行っています。

初診時 12歳4か月
主訴 歯のガタガタが気になる
期間 約2年
矯正 急速拡大装置・バイヘリックス・マルチブラケット装置
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料825,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。
非抜歯治療(叢生)のポイント

成長期の患者さんの場合、顎を拡げスペースを獲得すると、歯を抜かずに(非抜歯)で治療が可能となることがあります。
顎を拡げるだけではスペース不足が解消しきれない場合は、歯を外側に傾斜させガタガタの歯並びをきれいに収めていきます。そのため、もともと口元が出ているような方や、歯が外側へ傾斜している方は、非抜歯治療で改善するデメリットもきちんと把握しておく必要があります。

症例2:抜歯矯正(叢生)

症例2:抜歯矯正(叢生)

検査・診断の結果、スペース不足に伴う歯のガタガタ(叢生)を認めたため、上下顎小臼歯の抜歯にてスペースの獲得を行い、マルチブラケット装置を使用し治療を行っています。

初診時 11歳6か月
主訴 歯のガタガタが気になる
期間 約2年4か月
矯正 上下顎小臼歯抜歯・マルチブラケット装置・ヘッドギア
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料770,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。
抜歯治療(叢生)のポイント

成長期の患者さんの場合でも、スペース不足の量が多い場合や、歯の大きさと顎の大きさ、横顔のバランスにより、上下顎の歯を抜歯して並べることも一般的です。非抜歯での治療に比べ治療期間が長くなる傾向があります。抜歯をすることのメリット、デメリットをお伝えしたうえで相談し治療方針を決定します。
スペース不足量が顕著な場合は抜歯が絶対に避けられないこともあります。

受け口(下顎前突)

受け口(下顎前突)の原因と治療法は?

受け口の原因としては、骨格的な問題、歯の傾斜の問題など様々です。下顎の成長は遺伝的な要素を強く受けやすいのが特徴です。今後の成長量なども検討した上で、矯正治療のみで対応が可能か、もしくは成長の終了を待って外科手術を併用した方法をとるか診査を行う必要があります。治療方法や開始のタイミングは人により大きく異なります。

治療してもまた受け口になることはないのか?とよく質問があります。
結論は、受け口は再発する可能性があります。
それは上顎と下顎の成長が終了するタイミングが異なることが原因です。上顎は下顎よりも成長終了が早いため、成長の終盤(高校生くらい)になると下顎の成長だけが起こり、受け口が再発してしまうことがあります。成長が終了する時期までは経過観察が大切です。また舌の癖による歯の移動によっても再発する可能性があります。

症例1:非抜歯矯正(下顎前突)

症例1:非抜歯矯正(下顎前突)

検査・診断の結果、受け口(下顎前突)を認めたため、上顎牽引と拡大治療を行った後、マルチブラケット装置を使用し治療を行っています。

初診時 9歳0か月
主訴 受け口(反対咬合)が気になる
期間 約3年6か月
矯正 上顎牽引装置・急速拡大装置・バイヘリックス・マルチブラケット装置
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料858,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。
受け口(下顎前突)治療のポイント

成長期の患者さんの場合、混合歯列期(永久歯への生え代わりの時期)からアプローチすることで上顎の成長を誘導し、受け口を改善することができます。その後は、永久歯の萌出を待ち、下顎が前に出てくるのを抑えながら矯正治療を行うことで受け口が再発するのを抑えます。
下顎の成長量が多いと判断される場合は、成長終了までは矯正治療は行わず、再度診断を行います。

出っ歯(上顎前突)

出っ歯(上顎前突)の原因と治療法は?

出っ歯の原因として、 「上顎が大きいことによるもの」「下顎が小さいことによるもの」「歯だけが出ているもの」等があります。診査・診断を行なった後、状態により歯を抜くかどうかや矯正用アンカースクリューの使用等治療方針を決定します。

症例1:非抜歯矯正(出っ歯・上顎前突)

症例1:非抜歯矯正(出っ歯・上顎前突)

検査・診断の結果、出っ歯(上顎前突)を認めたため、ヘッドギアとマルチブラケット装置にて治療を行っています。患者様の協力性が非常に重要な治療となります。

初診時 10歳1か月
主訴 上の歯が前に出ているのが気になる
期間 約3年
矯正 ヘッドギア・マルチブラケット装置
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料825,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。
非抜歯治療(上顎前突)のポイント

成長期の患者さんの場合、混合歯列期(永久歯への生え代わりの時期)からアプローチすることで、上顎骨の成長を抑制するとともに、歯を後ろに動かし歯を抜かずに出っ歯(上顎前突)を改善できることも少なくありません。本人様の協力性が非常に大切となります。

症例2:抜歯矯正(出っ歯・上顎前突)

症例2:抜歯矯正(出っ歯・上顎前突)

検査・診断の結果、出っ歯(上顎前突)を認めたため、上下顎の小臼歯の抜歯を行い、マルチブラケット装置とアンカースクリューを使用し、治療を行っています。

初診時 10歳1か月
主訴 上の歯が前に出ているのが気になる
期間 約3年
矯正 ヘッドギア・マルチブラケット装置
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料825,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。
抜歯治療(上顎前突)のポイント

成長期の患者さんであっても、上顎前突の程度が大きかったり、永久歯が生えてきてからのアプローチであったりなどの理由から、歯を抜いて出っ歯(上顎前突)を改善することもあります。成長晩期であったり、ヘッドギアなどの協力性が得られない患者様、成人の方の治療の際は矯正用アンカースクリューの使用が主流になってきています。

歯茎がみえる(ガミースマイル)

歯茎がみえる(ガミースマイル)とはどんな噛み合わせ?

上下の噛み合わせが深く下の歯が隠れてしまっている状態を過蓋咬合と呼びます。上の歯が覆いかぶさっているため、笑ったときに歯茎が見えるガミースマイルと呼ばれるのもこの噛み合わせであることが多いです。
治療の難易度が高い不正咬合と呼ばれ、後戻りにも配慮した治療が必要となります。

症例1:抜歯矯正(過蓋咬合・ガミースマイル)

症例1:抜歯矯正(過蓋咬合・ガミースマイル)

検査・診断の結果、過蓋咬合と叢生を認めたため、上顎小臼歯の抜歯を行い、ヘッドギアとマルチブラケット装置を使用し、治療を行っています。

初診時 13歳7か月
主訴 前歯のガタガタと、笑った時に歯茎がみえるのが気になる
期間 約2年5か月
矯正 上顎小臼歯抜歯・マルチブラケット装置・ヘッドギア・歯肉切除
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料825,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。
過蓋咬合治療(歯茎が見える・ガミースマイル)のポイント

噛み合わせが浅くなるよう、歯を抜いたり、矯正用インプラントアンカーを使用することも少なくありません。後戻りを考慮し余分に動かしておくオーバーコレクションや、矯正後の保定装置の使用も重要となります。

前歯で噛めない(開咬)

前歯で噛めない(開咬)とはどんな噛み合わせ?

開咬とは、奥歯は噛んでいるのに前歯が噛み合わずに、常に前歯があいた状態のことを言います。奥歯のみが咬合しているため、一番奥歯の歯に負担がかかってしまいます。全体的に噛み合わせを改善する必要があるため、一般的には最も治療の難易度の高い不正咬合の一つです。

症例1:抜歯矯正(前歯で噛めない・開咬)

症例1:抜歯矯正(前歯で噛めない・開咬)

検査・診断の結果、開咬と叢生を認めたため、上下の抜歯を行い、マルチブラケット装置とアンカースクリューを使用し治療を行っています。舌のトレーニングも実施しています。

初診時 15歳7か月
主訴 前歯で物が噛めない
期間 約2年2か月
矯正 上顎大臼歯&下顎小臼歯抜歯・マルチブラケット装置・アンカースクリュー・MFT
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料935,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。
開咬(前歯で噛めない)の治療のポイント

骨格的な問題が大きい場合は手術を併用した治療方法を選択せざるを得ないことも少なくありませんが、歯を抜くことで歯の傾斜や高さを調整し矯正治療のみで治療を行うこともあります。
舌の習癖が原因の場合も多く、習癖改善のためのMFTも行うことがあります。矯正後の保定装置の使用も非常に重要であり、使用状況により大きく安定性も変わってきます。

すきっぱ(正中離開)

すきっぱ(正中離開)とはどんな噛み合わせ?

正中離開とは、上の前歯の真ん中にスペースが残っている噛み合わせのことを言います。すきっぱは、簡単に歯が動く印象があるかもしれませんが、その原因をしっかり解決することが大切です。 スペースを閉じるように調整するだけでなく、上唇小帯という筋の切除を行うことで治療後の後戻りを防ぐこともあります。

症例1:非抜歯矯正(すきっぱ・正中離開)

症例1:非抜歯矯正(すきっぱ・正中離開)

検査・診断の結果、正中離開を認めたため、マルチブラケット装置にて治療を行っています。歯肉切除も行っています。

初診時 11歳2か月
主訴 前歯の隙間といがんでいるのが気になる
期間 約1年11か月
矯正 マルチブラケット装置・歯肉切除
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料770,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。
正中離開(すきっぱ)の治療のポイント

すきっぱだとスペースが余っている印象を受けやすいですが、実際には全体的にはスペースが不足しているのにも関わらず前歯だけ隙間があいてしまっていることが多いです。空隙歯列なのかスペース不足なのかによっても治療方法は大きく変わってきます。下顎の突き上げが強い噛み合わせの深いタイプの方は上顎だけの部分矯正をおこなってしまうと必ず後戻りをしてしまうため、長期的な安定性に配慮した治療計画を立てることが重要となります。

歯が生えてこない(埋伏)

歯が生えてこない(埋伏)とは?

埋伏とは、歯が生えずに顎の中に埋まってしまっている状態をいいます。埋伏している歯や状態にもよりますが、外科的に埋まっている歯に装置をつけ、牽引処置が必要であることも少なくありません。埋伏の状態により治療方法はかなり異なるため、患者様ごとに合わせた治療方法を検討する必要があります。

症例1:非抜歯矯正(歯が生えてこない・埋伏)

症例1:非抜歯矯正(歯が生えてこない・埋伏)

検査・診断の結果、永久歯犬歯の埋伏を認めたため、埋伏犬歯の牽引後マルチブラケット装置にて治療を行っています。

初診時 11歳2か月
主訴 歯が埋まっていると言われた。
期間 約3年7か月
矯正 埋伏犬歯牽引手術・マルチブラケット装置
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料825,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。

歯が少ない(先欠)

歯が少ない(先欠)とは?

生えてくるはずの永久歯が生まれつき少ないことを永久歯の先天性欠如(先欠)と呼びます。歯の数が少ない場合、代行乳歯を長期にわたって使用する方法、他の永久歯を抜歯することで上下もしくは左右の歯の数を合わせる方法などがあります。早期に発見することで治療方法の選択肢を増やすことができ、診査にはレントゲン写真が必要となります。
少ない歯の数や場所により治療方法はかなり異なるため、患者様ごとに合わせた治療方法を検討する必要があります。

症例1:抜歯矯正(永久歯が少ない・先欠)

症例1:抜歯矯正(永久歯が少ない・先欠)

検査・診断の結果、永久歯の先天性欠如を認めたため、マルチブラケットを使用し、乳歯の抜歯とスペースの閉鎖を行っています。

初診時 11歳0か月
主訴 永久歯が少ないと言われた。歯がガタガタしている。
期間 約1年11か月
矯正 マルチブラケット装置・乳歯抜歯
費用 基本検査13,200・精密検査38,500・装置料770,000・調整料5,500/月(税込)
治療上のリスク 歯磨き不良の場合はむし歯や歯周病になる可能性。
習癖や成長に伴う後戻りの可能性、歯肉退縮、歯根吸収の可能性。

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