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Junichi Miyano
経歴 |
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所属 | 日本矯正歯科学会 日本小児歯科学会 |
みやの矯正・小児歯科クリニックの院長の宮野純一です。
大阪大学在学中に近隣を生活拠点としていた経緯もあり、馴染み深い茨木市にて開院できたことを大変うれしく思います。
明るく、笑顔で食事を楽しめる毎日を送れるようにサポートできればと考えます。
悪くなったお口の中の病気を治すことだけでなく、お口の健康を保持・増進すること、小さいころからお口の中に関心を持ってもらうことで、お子様の健やかな成長の一端を担いたいと思っております。
まずは一度ご来院いただき、お口の中の状態や治療の進め方について相談させていただければと思います。
院長宮野 純一
「矯正だけのスペシャリストではなく、マルチスペシャリストになりなさい」
私の恩師の言葉です。
矯正治療を行うには、歯や歯ぐきが健康な状態であることが最低条件です。また幼少期から矯正治療を行うことも多く、成長発育への理解も必要不可欠です。
そういった背景から、矯正治療だけではなく、根管治療やむし歯治療、小児歯科治療に関しても、専門医から直接指導を受け、自己研鑽してきました。 「専門医による専門治療」を掲げている歯科医院で学んできたことが大きな財産となっています。
患者様のお口の健康の実現を第一に、矯正だけに偏るのではなく、矯正を含む歯科治療全般をトータルに提供できることが当院の大きな特徴です。
高度に発展した歯科医療、ひとりの歯科医師が全ての治療を高いレベルで行うことは不可能です。自院で治療を行う得意分野と、専門医に治療を依頼する分野を明確に分けることが、患者様にとって最良であると考え日々励んで参ります。
来院中の患者様にもかなり質問を受けることが多いので自己紹介のページを作成しました。質問を受けることが多い学生時代や矯正治療への考え方を書いていますので、お読みいただければ幸いです。
中学は地元の公立中学へ進学し、1年生から馬渕教室という塾にいきはじめました。中学3年生からは創駿会という難関私立受験クラスに入り、塾のない日も毎日勉強を頑張っていました。休日は60分×10回をタイマーで測り、1日10時間を目標に勉強していたのを覚えています。
自宅から30分で通学可能であった東大寺学園を第一志望としていましたが落ちてしまったため、通学に1時間以上かかる第二志望の大阪星光学院に進学することとなりました。
自分なりに最大限努力をしたと自負していたので不思議と悔しくはなかったのですが、精一杯頑張ってもうまくいかないこともあると感じた瞬間でもありました。
高校生となり、中高一貫校で中学から進学している内進生が8割であったため、入学時点で同級生の学力レベルは想像を遙かに超えていて衝撃を受けたのを鮮明に覚えています。理系に進み、三年間周りの同級生たちに必死にくらいつくように勉強も頑張りました。
年の近い姉と妹もおり金銭的な問題で関西の国公立しか進学先の選択肢がなかったことなどから大阪大学の歯学部を受験し現役合格することができました。
フルマラソンの場合、最初の10キロ地点で先頭集団に入っていない人が優勝することはないと言われています。
中学生、高校生の時の塾や学校のクラスメートたちが優秀だったのはもちろんですがみな相当の努力をしていました。勉強に対する努力という側面において、トップ集団の友人たちと同じ環境で勉強できたことは私の長い人生における最初の10キロという意味でも、非常に有意義な6年間だったと思います。
大学では塾、家庭教師、宅配ピザ屋、歯医者でのアルバイト・陸上ホッケーの部活動、学業と忙しい学生生活を送りました。宅配ピザでは店長代理研修も受けさせてもらい、優秀な社員さんから接客や言葉遣い、スタッフ管理や仕事の回し方、トラブル対応など様々なことが学ぶことができ、自分の人生で大切な勉強ができた貴重な経験でした。
大学6年間の総合成績から卒業時に成績優秀者が4名選ばれるのですが、その4名の中に入りデンツプライ賞をいただけました。(同賞を受賞された飯田先生も矯正歯科を専門とされています。)
アルバイト先の歯科医院の先生が矯正歯科の専門であったこともあり、卒後の研修先として矯正歯科を専門とするクリニックを選びました。
姫路市のカノミ矯正小児歯科クリニックにて1年間研修をさせてもらいました。
院長の嘉ノ海先生は、矯正歯科と小児歯科の専門医のダブルライセンスをもたれており、元々勉強のしたかった矯正だけではなく小児歯科治療やその他の治療も偏ることなく勉強できる環境でした。一年間で知識や技術を身につけることは難しいですが、考え方や勉強の仕方、医療人としての姿勢など歯科医師としての基礎を学ばせていただくことができました。
1年間の研修後も継続してカノミ矯正小児歯科クリニックにて勤務させていただきました。
嘉ノ海先生の強い考えとして、知識が矯正だけに偏ると視野が狭くなるから広い視野を持ちなさいというものがありました。矯正バカにならずに矯正を含む歯科治療全般をトータルに提供できることができるのも、このような指導方針のもと勉強をさせていただけたおかげであると非常に感謝しています。
開業医に勤務すると基本的には臨床がメインとなりますが、研修医時代よりヘッドギアという矯正装置についてのテーマを頂き、臨床研究を合わせて行っていました。毎年のように国内の学会だけでなく、アメリカ矯正歯科学会やヨーロッパ矯正歯科学会でも研究発表を行いました。臨床だけでなく研究も一緒に行えたのは、非常に良い経験となっています。岡山大学の先生のサポートもあり、2020年に日本矯正歯科学会の英文雑誌(OrthodonticWaves)に臨床研究の論文が掲載されました。その年の論文賞にも選ばれパシフィコ横浜の国立大ホールという大舞台にて表彰式があり、8年間かかりましたが努力が報われて本当にうれしかったです。
矯正歯科を専門とし矯正治療を学んでいくと、学術的な深さと難しさを非常に感じます。また矯正歯科の分野は10年前には今ほど浸透していなかったマウスピース矯正が急速に普及してきたりと日進月歩です。新しい情報も組み入れながら、自分の診療を振り返り反省し、日々アップデートしていく必要があります。
いわゆる「神の手」のような先生もいらっしゃいますが、私自身特段とびぬけて手先が器用なわけではありません。しかし幼少期から培ったコツコツ勉強を継続する習慣は、矯正歯科という分野が一番自身の能力を発揮できる分野だと思っています。
歯科医師として働いているとすべての分野をフラットに経験することはありえません。
そのため、すべての歯科医師に得意不得意の分野の偏りが必ず生じてきます。
多くの分野で高いレベルでこなせる大谷選手のようなスーパードクターも中にはいらっしゃると思いますが、限られた特別な歯科医師のみであり、多くの患者様がそのような歯科医師に巡り合う可能性はかなり低いと思います。
実際に私が信頼している先生のほとんどが、自分の専門領域のみのクリニックを開院されています。(根管治療や口腔外科、歯周病治療等)
特に根管治療のスペシャリストであるかい歯科クリニック(大阪・谷町9丁目)様には全幅の信頼を置いており、当院の多くの患者様も治療を行っていただいています。
私自身も、矯正治療に勉強の時間の大半をささげてきた代わりに、インプラントや入れ歯、親知らずの抜歯などの口腔外科的処置は通常の先生よりも圧倒的に知識や経験で劣っているのも事実です。
それでも矯正治療についてすべて理解し完璧にこなせるわけではありませんが、矯正治療のスペシャリストとして知識や技術を患者さんに還元していきたいと思っています。
初診でのカウンセリングは1時間です。その時間は患者様だけのために確保し、院長である私が1時間直接お話させていただいております。当院で矯正治療をするためのカウンセリングではなく、患者様にきちんと情報提供を行うことを心がけており、初診カウンセリングそのものに費用が発生するため当院では無料相談は行っておりません。
当院に相談に来た方が、必ずしも当院で矯正治療を受ける必要はありません。相談を受け、安心して矯正治療を受けないという選択ができたり、患者様が納得して他院様で矯正治療を受けるための判断材料になればよいと思っています。
無料相談は、無料相談をした方がそこのクリニックで治療を行うことで費用を回収するビジネスモデルです。相談に対する敷居が下がり、気軽に相談できるというメリットがある一方、自院で治療を受けていただけるように誘因するような説明になってしまうデメリットもあると思っています。
「無料相談実施中」
「モニター価格で割引、今だけ〇%オフ」
という表現は、日本矯正歯科学会のホームページガイドラインにて、「このような表現は品位を損ねるものとして厳に慎むべきとされています。」と明確に記載があります。
もちろん費用を安く済ませたいという気持ちも理解できますが、適切な医療には費用がかかりますし、適正な価格というものも存在すると思っています。お支払いいただく費用は、こちらの説明への責任と時間に対する対価だと考えています。
矯正治療を行う場合、患者様が来院する前に治療計画の確認、来院後の治療結果の確認や治療計画とのずれの確認、スタッフとの情報共有など、実際に患者様と対面している時間以外にその患者様のためにかなりの時間と労力を要します。そのような見えない手間をかけることが、患者様に最良の医療を提供できると考えています。
また患者様それぞれのお口の中の問題点だけでなく、生活上のバッククラウンドなどついてもきちんと把握することも重要だと考えています。
院長である私自身が基本的にはすべて把握していますし、それができなくなるような数の患者を診るべきではないと思っています。また、患者様にも時間を厳格に守っていただくようお伝えしている以上、こちらが予約時間からお待たせすることもありません。そうならないよう患者数の制限を行いながら診療を行っています。
研修医時代から矯正と小児のスペシャリストの元で修業を積んできたため、当院の一番の強みは小児矯正となります。
そのため2024年1月からは土曜や夕方は子供さんの矯正治療のみの時間帯となります。大人の方の矯正治療は平日午前中のみの診療となりますのでご理解いただきますようお願い致します。
マウスピース矯正や歯科医師向けのセミナーの普及により、歯科医師側にとって矯正治療が身近となり導入される歯科医院が多くなっています。
矯正治療の知識や技術が不十分な歯科医師が治療を開始してしまい、途中で専門医院への受診を勧められたり、患者様自身がこの治療はおかしいと感じてセカンドオピニオンにて受診されるケースが多発しています。
矯正治療は非常に複雑な学問であり、簡単に習得できるものではありません。
高校受験や大学受験のように勉強量や学力が進学先によって明確に客観的にわかればよいですが、矯正治療をどれだけ勉強してきた先生かどうかを判断することは難しいでしょう。
私自身は卒後から矯正専門医のもと矯正治療のみをずっと勉強してきましたが、それでも日々試行錯誤しながら診療を行う毎日です。きちんと勉強をされている先生の元でトラブルなく治療を受けられることを切に願います。
診療中に天井に設置されたモニターで楽しいアニメを見ている間に、あっという間に治療が終わります。
ペン型の専用スキャナーによってスキャニングすることでお口の中を3次元データとして再現できる設備です。
被曝量の少ない安全なレントゲン撮影を行えるだけでなく、矯正治療の精度を高めるセファロ(横顔レントゲ ン写真撮影)も搭載した最新機器です。
どんな些細なことでもお話していただけるようにプライバシーの確保がされています。
患者様、スタッフが安全に診療できるよう当院では使用する機器・機材の滅菌消毒を徹底しております。
電動の麻酔注射器を使用する事で一定の圧力での麻酔液の注入が可能で、加圧のムラによる痛みを抑えた麻酔を行っています。
麻酔液の温度が低いと体温との差が大きく、周辺組織が拒否反応を起こして痛みが強く出る場合があります。当院では、出来るだけ体温との温度差が生じないように、専用のカートリッジウォーマーという麻酔液を温める機械を使用し人肌に温めた状態で麻酔を行います。
塗るタイプの麻酔を施して感覚を麻痺させます。
表面麻酔を行う事で針が粘膜に刺さる時のチクっとした痛みを和らげ、ほとんど痛みを感じる事なく処置が可能です。
歯科用CT | ダイアグノデント |
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被曝量の少ない安全なレントゲン撮影を行えるだけでなく、矯正治療の精度を高めるセファロ(横顔レントゲ ン写真撮影)も搭載した最新機器です。 | 歯にレーザーを当て、むし歯の有無を調べる機械です。肉眼では見えないような小さなむし歯も発見することができます。 |
拡大鏡 | CCDカメラ |
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高倍率の拡大鏡を使用することで、むし歯の取り残しを防いだり、歯を削る量を最小限にすることを可能にします。 またクリーニングの時に使用することで歯石の取り残しも防ぎます。 |
一本の歯から、お口全体まで映し出すことができる機械です。モニターを使って、患者様ご自身の目で確認することが可能です。 |