2025.03.31
こんにちは、大阪の阪急茨木市駅前のみやの矯正・小児歯科クリニックです。
今回はセパレーションという矯正器具についてのお話です。
矯正治療を始める際、奥歯にバンドという金属の輪っかを装着することが多いです。
歯と歯の間に隙間がないと、バンドを入れることが難しいため、隙間をあけるための処置が必要となります。この処置をセパレーションとよび、セパレーションゴムと呼ばれる小さな青いゴムを歯と歯の間に挟みます。
セパレーションを入れた状態で1~2週間期間を開け、再度ご来院頂きます。
その際にはセパレーションゴムを外しても歯と歯の間に隙間があいているため、金属のバンドと呼ばれる器具を装着することができます。金属のバンドを単独で入れる場合もあれば、バイヘリックスやリンガルアーチといった一塊となった大きな装置を入れることもあります。
歯と歯の間にスペースができてくるということは、歯を動かすことになるので痛みがでることがあります。
痛みには個人差が大きく、痛みを感じにくい人もいれば、何もしなくても痛い人がいます。
特にお子さんの場合は痛みが出ないことが多いですが、大人の方の多くは痛みを感じ、数日間は不快症状が出ることあります。
特にものを噛んだときに痛みを感じやすく、歯と歯の間にゴムを入れているので、歯と歯の間にお肉が挟まっているような違和感も感じます。
数日から1週間ほどで痛みが落ち着きますが、これも人それぞれです。歯の動く痛みは、痛み止めが比較的効きやすいため、薬局などで売られているような市販の痛み止めを飲んで頂くこともあります。矯正が終わった患者様(特に大人の方)にお話を聞くと、矯正治療の上でこのセパレーションが一番痛かったと言われることも少なくありません。
歯と歯の間の隙間が大きくなってくると、セパレーションゴムが外れてしまうことがあります。
外れてしまった場合は、予備のゴムを使用しご自宅で戻してもらうことが一般的です。
写真のように糸ようじを2本使用しゴムを持ち、歯の隙間に戻していただくようになります。
上の奥歯など、ご自身で戻すことが困難な場合は、再度ご来院いただき戻すことになります。ゴムを外した状態にしておくと、空けたスペースが元に戻ってしまい装置が装着できなくなってしまう可能性があります。処置の1~2日前くらいであればゴムが外れた状態になっていても問題ないことが多いですが、できるだけご自身で戻すようにしてください。
セパレーショゴムが埋まってしまうと歯茎に炎症を起こし強い痛みが出ることがあります。処置後すぐには起こりにくく、隙間ができてきた段階で食事などで押し込まれると埋まってしまうことが稀にあります。痛みが強い場合は我慢せず診察を受けてください。
セパレーションが埋まってしまうことはよくあります。場合によっては痛みもなく、患者さんもお口の中から青いゴムがきえてしまったため、来院された際に「知らない間に取れてしまいました」と言われることがあります。
この時にかなり注意が必要なのが、実際は埋まってしまっているのに取れてしまったと誤認してしまうことです。
セパレーションによってできた隙間を使ってバンドと呼ばれる器具を装着するのですが、埋まってしまっているセパレーションに気が付かず上からバンドを入れてしまい、埋まったセパレーションをさらに奥に押し込めてしまうということがあります。
そうならないように、歯茎の中に埋まっているかどうかを確認するためにレントゲン撮影を行う場合があります。このような事態に備え多くのセパレーションはレントゲン造影剤が含まれておりレントゲンに写るようになっています。
しかしレントゲン造影剤はゴムの性質をかえてしまうらしく、長期的なゴムのもちやゴムの伸びを高めるためレントゲン造影剤が含まれていない物もあります。
当院のセパレーションはレントゲン造影剤が含まれているものを使用していますので、場合によってはレントゲンにて確認が可能です。
オーソデントラムという歯科材料を取り扱う会社から「セイフ-T-セパレーター」と呼ばれるすこし変わったセパレーションも売られています。セパレーションにミッキーマウスの耳のようなノブがついており、歯茎の下に潜り込みにくいような商品もあります。セパレーションが歯茎に埋まってしまうトラブルが多いことがこのような商品が売られていることからも良く分かります。
お子さんの生え変わりや歯並びのことなど、ご不安な点や、気になる点があれば一度ご相談ください。
茨木だけでなく、吹田や箕面、高槻からもご来院いただいております。
みやの矯正・小児歯科クリニック
大阪府茨木市別院町4-15 別院町・掛谷第6ビル1F
みやの矯正・小児歯科クリニック(大阪・茨木)
院長宮野 純一Junichi Miyano